ハウスクリーニングの相場

不動産売却をする際に、実施しなければならないハウスクリーニング。買主に所有している不動産を渡す際、清掃業者に家を掃除してもらう必要があることは理解できるものの、具体的にどのような内容を実施する必要があるのでしょうか。また、費用は相場でどれほどのものなのでしょうか。不動産に対して必要なハウスクリーニングについて解説していきます。

ハウスクリーニングとは

ハウスクリーニングのイメージ図
ハウスクリーニングとは、清掃の専門業者に住居を隅々まで清掃してもらうサービスです。よく利用されるケースとしては、賃貸物件で賃借人(借主)が退去した後の物件のメンテナンスや新しい入居者を募集するための準備の一環の清掃があります。そのほかにも、単発で一般家庭の大掃除として実施されたり、毎月、毎週のように定期的に活用されたりするケースもあります。

不動産売をする際は不動産の使用状況に関わらず、ハウスクリーニングをしてから売却すると高く売れると言われています。

とはいえ、不動産を売却する際には多くの費用が掛かります。不動産の売却にかかる費用が気になる方は下記の記事を参照ください。

ハウスクリーニングはなぜ必要?

家の掃除は自分でもできるはずなのに、なぜハウスクリーニングが必要なのでしょうか。

賃貸物件の場合は管理する部屋数も多く、オーナーがすべての清掃をするのは難しいという理由から、清掃専門業者にハウスクリーニングを依頼するのも理解できるでしょう。

しかし、売却活動の一環となると、費用もかかることなので「自分で掃除をすれば良いのではないだろうか」と思う方もいるかもしれません。

ハウスクリーニングが必要な理由は2つあります。

  1. プロならではの技術で隅々まで綺麗にしてもらえること
  2. 第三者の目線で清掃をしてもらえること

の2つです。

ハウスクリーニングは家を清掃するための専門業者です。自分では取りきれないカビや、届かないほこりまで、「さすがプロ!」としか言いようのない清掃をしてくれます。

さらに、数々のハウスクリーニングをしてきた経験があるからこそわかる、清掃しておいた方が良いポイントも理解しています

今まで自分では気にも止めたことのないような箇所まで綺麗にしてもらえるため、家のメンテナンスという意味で実施した方が良いのです。

また、普段から住んでいる方だと見慣れてしまっていて気づけない汚れも、初めて家に上がる方だと気になってしまうことも

業者の人はハウスクリーニングをするタイミングで初めて家に上がります。そのため、住んでいる方では気づけない汚れにも気づき清掃してもらえます。

買主に引き渡す前にチェックをしてもらえることになるので、買主が「後から手入れされていない場所を見つけてしまった」などのトラブルにも繋がりにくくなります。

一般的にハウスクリーニングで行う内容

ハウスクリーニングで清掃が実施される場所として代表的なものは6箇所あります。エアコン、フローリング、換気扇、壁紙、浴室、トイレの6箇所です。それぞれどのような清掃内容なのかを説明していきます。

  • エアコン

フィルターはもちろん、外観も傷をつけないよう丁寧に掃除をしてくれます。エアコンを取り付けたまま不動産を売却するのであれば、住居と同様にエアコンのメンテナンスも必須です。十分に清掃されておらず、汚れていたり、古そうに見えたりすると、処分にも手間がかかるため「エアコンを付けない分価格を下げて欲しい」と買主に要求されてしまうこともあります。

  • フローリング

フローリングのワックスが剥がれてしまっていると家のメンテナンスが十分にされていない印象を与えてしまいます。大掛かりな作業なので、自分でやるには手間がかかりますが、業者に頼めばプロの技術で迅速に進めてもらえます。現状から再度ワックス掛けするパターンと、一度古いワックスを剥がしてから塗り直すパターンの2つがあります。費用は上がりますが、一度剥がしてもらってからワックス掛けをした方が均一で綺麗な仕上がりになります。

  • 換気扇

換気扇の掃除はレンジフードやプロペラファンにも対応しています。ほこりの汚れだけでなく、油汚れになってしまっているケースもよくあるので、自分では掃除がなかなか大変な部分です。しかし、買主としてはキッチン周りの清掃は気になるもの。ハウスクリーニング業者に依頼して新品のような姿に戻してもらいましょう。

  • 壁紙

掃除をするにおいて、意外と盲点なのが壁紙。毎日見ていると黄ばんでしまっているのに気づけなかったり、小さな画鋲の穴に気を止めなかったりもします。しかし、買主からすると壁紙の日焼けや画鋲の穴も気になるもの。ハウスクリーニング業者に依頼すれば専用のパテで穴を埋め込んでくれたり、壁紙を塗り直してくれたりするため、新居のような白さを取り戻すことができます。

  • 浴室

毎日使っているとはいえ、どうしてもできてしまう水垢やカビ。水回りのカビは頑固で自分ではなかなか取りきれないものも多いですが、プロの手にかかれば、カビがあった痕跡がない状態にもなります。他人の水回りには抵抗を感じる方も多いため、内覧の際に好印象を得るためには水回りの掃除は徹底することをおすすめします。

  • トイレ

便器を含め、壁、天井、床の掃除をしてくれます。特に縁裏の尿石取りや、便器と床の境目の掃除は自身ではなかなか綺麗にできないことも多いため、徹底して掃除してもらいましょう。特に便器の中の汚れの輪は他人からするとかなり気になるポイント。どんなに手入れをしていてもできてしまう強固な汚れもハウスクリーニングで綺麗に落とすことができます。”

ハウスクリーニングの相場・費用

ハウスクリーニングの費用をしめしたイメージ図
ハウスクリーニングの費用は業者によって異なりますが、間取りで料金を計算するパターンと清掃する箇所ごとに価格が提示されているパターンの2つの料金形態があります。

家全体を清掃してもらうのであれば、間取りごとに相場価格が異なります。

ハウスクリーニング間取り毎の相場価格
部屋の広さ 居住中 空室
1R/1K 2万円~4万円 1.5万円~3.5万円
1~2LDK 3.5万円~7万円 2.5万円~6.5万円
3~4LDK 7万円~12万円 5万円~9万円
5LDK以上 10万円~ 8.5万円~

清掃する箇所ごとの相場価格は以下です。

清掃する箇所ごとの相場価格
箇所 相場
浴室 13,000円〜18,000円
キッチン 14,000円〜16,000円
レンジフード 13,000円〜17,000円
換気扇 7,000円〜10,000円
トイレ 7,500円〜9,500円

中には自分でできる限りの清掃をして水回りだけをハウスクリーニングしてもらう方もいます。

しかし、売却時にはなるべく物件全体をハウスクリーニングしてもらった方が、より細部まで綺麗になり早期売却に繋がるでしょう。

ハウスクリーニングが相場よりも高くなる場合

ハウスクリーニングは実施する際の状況や建物の状態により、相場よりも高くなってしまう場合があります。

一番大きく差が出るのは、人が住んでいる場合と退去してからや住んでいない時の場合です。

人が住んでいる状況でハウスクリーニングを実施するケースでは、相場価格よりもハウスクリーニングの費用が高くなりがちです。

理由としては、家具や家電を保護する、避けるといった追加作業が発生してしまうからです。

人が住んでいる状態のハウスクリーニングでは、空室の状態と比べて費用が2割から5割ほど高くなると言われています。可能であれば、空室の状態でハウスクリーニングを実施するようにしましょう。

マンションと戸建ではハウスクリーニング費用が異なる

マンションと戸建ての場合では、部屋数が同じでもハウスクリーニングの費用が異なります

マンションであれば、ある程度間取りが決まっているため、間取りの通りの料金が適応されることがほとんどです。

対して戸建てでハウスクリーニングをする場合には、マンションやアパートではないような廊下や階段があったり、トイレが2つあったり、と間取りが特徴的だったりします。

そのため、戸建てでハウスクリーニングを依頼する場合には、目安金額で依頼せずに必ず見積もりをもらうようにしましょう。清掃業者によって費用や清掃プランが変わる場合もあるので、複数の清掃業者を比較検討するのもおすすめです。

ハウスクリーニングの費用を安く抑えるコツ

ハウスクリーニングを安く抑えるイメージ図
なるべく綺麗な方がいいから、と全ての箇所を完璧に清掃しようとすると費用がかさんでしまうハウスクリーニング。

他にも費用がかさむ不動産売却活動の一貫としてハウスクリーニングを検討しているのであれば、なるべく費用を安く抑えたいですよね。ここからは、ハウスクリーニングの費用を抑える方法を紹介します。

閑散期を狙う

ハウスクリーニングは、転居や退去が多い引越しシーズン手前と大掃除の依頼が増える12月が繁忙期だと言われています。対して閑散期は、大掃除の依頼が殺到する前の9月から10月頃と言われています。

閑散期のタイミングだと希望の日程でのハウスクリーニングが期待できるだけでなく、中には値引きをしてくれる業者もいるため、時期を狙っていくつかの業者に見積もり依頼をしてみることをおすすめします。

複数の業者から見積もりをもらう

ハウスクリーニングの業者を選ぶ際には、複数の業者に見積もりをもらうことをおすすめします。ハウスクリーニング業者を比較することで、相場価格を直に感じることができるだけでなく、サービスの違いや追加料金の有無もチェックすることができます。

相見積もりをとる際は

  • 明細をきちんと出してくれるか
  • どの範囲まで清掃に対応してくれるのか
  • 保障はあるのか

などを確認するのがおすすめです。

また不当な価格を提示されたと感じたら、素直に質問してみましょう。

ハウスクリーニング費用相場まとめ

ハウスクリーニングの費用相場まとめのイメージ図

  1. ハウスクリーニングとは、清掃の専門業者に住居を隅々まで清掃してもらうサービス。
  2. ウスクリーニングが必要な理由は、「プロならではの技術で隅々まで綺麗にしてもらえること」、「第三者の目線で清掃をしてもらえること」の2点。
  3. ハウスクリーニングで清掃が実施される場所として代表的なものはエアコン、フローリング、換気扇、壁紙、浴室、トイレの6箇所。
  4. ハウスクリーニングの費用を安く抑えるコツとして、「閑散期に依頼する」、「複数の業者から見積もりをもらう」の2点があげられる。
  5. 不動産売却時にはなるべく物件全体をハウスクリーニングしてもらった方が、より細部まで綺麗になり早期売却に繋がる

不動産売却活動において、ハウスクリーニングは不動産価値をあげることにも繋がります。

買主に「よくメンテナンスされている物件だ」と感じてもらえるように、専門業者を上手に活用しましょう。また、費用面に関しても信頼できる業者に依頼することが大切です。

少し手間がかかるかもしれませんが、詳しい費用への問い合わせや複数業者での相見積もりなどをしておくことがおすすめです。

記事内で紹介したハウスクリーニングの費用を安く抑えるコツも参考にしながら、実施していきましょう。

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