というのも、元ガソリンスタンドの土地というのは、そのままの状態で売却するのが難しいのです。
それは何故でしょうか?
今回はその理由と、3つの売却方法について解説しますので、ぜひご覧ください。
目次
元ガソリンスタンドの土地はなぜそのまま売れない?
これまでガソリンスタンドとして使っていた土地には、一般的な土地にはない問題点がいくつかあります。したがって、そのままではなかなか売却できません。
具体的な問題点は以下の通りです。
①土壌汚染の可能性がある
元ガソリンスタンドの土地では、これまで頻繁にガソリンが使用されているため、土壌汚染の可能性があります。したがって、決して義務ではありませんが、売却の前には土壌汚染の調査をしましょう。
もし、土壌汚染が発生していれば、当然買い手は付きにくくなってしまいます。
ただ、ガソリンスタンドは、地震などが発生してもガソリンが土壌に漏れ出さないよう、耐久性を高めて作られています。
つまり、調査は行っておく必要がありますが、土壌汚染が確認されるケースはそれほど多くないということですね。
②タンクを掘り出す必要がある
ガソリンスタンドの地下には、ガソリンを溜めておくタンクが埋まっています。したがって、売却の際には、これを掘り出さなければいけません。
また、掘り出す以外にも、タンクの浄化処置をした後、砂などを詰めるという方法がありますが、どちらを選ぶにしても費用や時間はかかります。
3つの売却方法について
元ガソリンスタンドの土地は、土壌汚染の可能性やタンク無害化の必要があるため、そのままでの売却は難しいという話をしました。ただ、適切な処理を行った後であれば、当然売れる可能性は十分にあります。
では、そんな元ガソリンスタンドの土地は、一体どのような方法で売却すれば良いのでしょうか?
1つ1つ見ていきましょう。
①居抜き物件として売る
元ガソリンスタンドの土地は、その多くがロードサイド(幹線道路沿い)にあります。また、ロードサイド物件の需要は決して少なくありません。
なぜなら、ロードサイドの物件は集客がしやすく、飲食店やコンビニ、携帯ショップ等の経営者にも人気があるからです。
したがって、ガソリンスタンドとして使う土地を求めている方以外にも、居抜き物件として売却できます。
もちろん、この場合建物は残した状態で売り出すことになります。
②設備や建物を解体して売る
元ガソリンスタンドの土地は、設備や建物を解体して売ることも可能です。ガソリンスタンドは広大な敷地にあることが多く、立地によっては更地状態の方が買い手は付きやすくなるかもしれません。
例えば、郊外のロードサイドに住居を建てたい方、需要が多いエリアで駐車場を経営したい方などは、魅力を感じてくれるでしょう。
③専門業者に買い取ってもらう
元ガソリンスタンドの土地は、決して一般的な不動産ではありません。また、売却前には適切な処理を行う必要があり、それには手間も費用もかかります。
したがって、処理を行うのが面倒だという方は、特殊な不動産の扱いに特化した業者に買い取ってもらいましょう。
そうすれば、もっともスピーディーに売却できる可能性が高いです。
ただ、買い取りの場合、通常の売却よりも3~4割ほど価格が安くなるため、高く売りたい方にはあまりおすすめできません。
まとめ
ここまで、元ガソリンスタンドという、少々難しい土地の売却について解説してきました。今まさに、ガソリンスタンドの廃業を考えている経営者の方は、今後売却することを見越して、できるだけ早めに土壌汚染調査などをしておきましょう。
また、どの方法で売却するのかについても、早い段階でイメージしておくことをおすすめします。
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